夏休みの宿題で一番親子が苦戦するのは「読書感想文」です。
この記事では、小学生高学年(5、6年生)向けの読書感想文の書き方や例を解説しています。
いつも読書感想文を後回しにして、大変な思いをしていませんか?
今年こそは、早めに読書感想文を書いて、夏休みの後半は、少し余裕を持って過ごせるよう、この記事を参考に読書感想文に取り組んでみてくださいね!
本を読む前に読書感想文の準備と読書の方法について
読書感想文を書く時のコツは、読書することから始めないことです。
読書から始めてしまうと、ただ文字を目で追うだけの読書になりがち。
これでは、読書したときの感想も残らず後々読書感想文として文章を書こうにも書けません。
読みながらどんな気持ちなのか発見したこと思ったことをメモをし、読書をして読書感想文の素材を集めましょう。
読書感想文を簡単に書く書き方を紹介するね!
読書感想文を書く前に準備するもの
- 赤い付箋
- 青い付箋
- 黄色い付箋
- 鉛筆
付箋の色は3色であれば異なっていても大丈夫!
子供に読書をするときのルールを伝える
- 読みながら感じたことをメモする
- 楽しい、嬉しいなどプラスな感情は赤い付箋に感情を書いて本に貼る
- 悲しい、こわいなどのマイナスの感情は青い付箋に感情を書いて本に貼る
- 疑問や自分ならこうするなどその他の感情は黄色い付箋に感情を書いて本に貼る
これもルールとして同じ色の付箋を使うなら上記と違う色でも大丈夫だよ
一見手間にも見えますが、このことを行うことで文章を書くときに、感情を思い出しながら読書感想文をまとめる事ができるのでおすすめです。
読書感想文の書き方:小学生高学年(5、6年生)向けの構成例について
読書感想文には、文章の構成があるため、ある程度書く内容は決まっています。
読書感想文の構成を理解することで、簡単に読書感想文が書けるようになるので、読書感想文の構成を確認していきましょう!
小学生高学年でも分かる読書感想文の書き方をご紹介するので、ぜひやってみてください。
小学生高学年(5、6年生)向けの読書感想文の大きな構成は、以下の通りです。
読書感想文は、このような構成で書いていけば良いのです。
コツとしては、1項目ごとにメモ帳などにまとめておくと、項目ごとで書き直しができるのでおすすめです。
では、読書感想文の構成について1つ1つ細かく説明します。
1行目:読書感想文のタイトル
読書感想文のタイトルは「(本のタイトル)を読んで」や「おもしろかった(本のタイトル)」という書き方をする子も多いのですが、高学年はもう少しひねったタイトルを付けられると良いでしょう。
そこでおすすめしたいのが、読書感想文のタイトルは最後に書くこと。
タイトルを最後に書くことによって、内容にあったタイトルを付けられるようになります。
2行目:学校名、クラス、名前
これはそのまんまなので割愛します。
3行目から:読書感想文の書き出し方
本でも記事でも文章には書き出し文(リード文)というものがあります。
会話でも前置きを話すこともありますよね?
それらと同じように読書感想文にも書き出し方があります。
具体的には、
- この本を選んだ理由
- 本のあらすじや登場人物の紹介
などを書きます。
読書感想文の本文
読書感想文の本文では、読書中に付箋で書いた感情を文章にして感想文を書きます。
もし、付箋が多い場合は全ての付箋を書くことは難しいので、特に印象に残ったり感情的になったシーンをピックアップします。
- どのようなシーンなのか
- そのシーンに対してどのように感じたのか
を2~3つほどまとめます。
これもシーンごとにメモ帳で下書きをすると直しがあった場合に、修正が簡単です。
読書感想文のまとめ
全体的な感想や自分の考えを、読書感想文の最後にまとめとして書きます。
- 本の伝えたかったこと
- 疑問点
- 自分ならどうするか
- 本を読んで学んだこと
などです。
最後に読書感想文の各項目のメモ帳を並べて文章を作る
各項目で書いた読書感想文のメモを並べて、接続詞などを入れ1つの読書感想文として仕上げていきます。
メモを繋げたときに文章としておかしいところがあれば、1つの文章になるよう項目のメモを修正して繋げていきます。
ここまでできたら、作文用紙に書き写していきましょう!
1冊に短いお話の入った短編集の読書感想文の書き方について
「なぜ?どうして?科学のお話5年生」などの短編集の読書感想文は、本1冊分を感想文とするのか中に収録されているお話1話分で感想文を書くのか悩みますよね。
学校や担任の先生の考えもあるので、そこは一度相談した方が良さそう
ただ、短編集ですと1話1話のお話がガラッと変わってしまうので、本1冊分の読書感想文は中々難しいと思います。
個人的には、お話1話分の読書感想文が書ければいいのかなぁと思います。
お話が短いから読書感想文を楽に書けると思う子もいそうですが、大抵は原稿用紙5枚分など文量が決められているので、短いお話でその分量が書けるかどうかもポイントになります。
短いお話だとたくさんの文字数の読書感想文を書くのが難しい場合も出てきそうだよね
その辺りは、子どもと相談して決めましょう!
そして、短編集でも読書感想文が書けたら、ちゃんと誉めてあげることでやる気もアップすると思います。
読書の苦手な小学生高学年(5、6年生)の子におすすめな読書感想文用の本3選
読書感想文の最初は、本選びから!
親が選んだ本は読まないよ!
読書感想文を書きやすいように子供の興味のある本を一緒に選びましょう!
本が好きな子は、自ら本を選ぶこともできるから本選びに苦労はしないですよね。
しかし、本が嫌いな子は本を選ぶところから大変…
読書が苦手な小学生高学年におすすめな本を集めました。
どの本も短編で区切られているので、休みながら読むのにはちょうどいい作品です。
タイトル | 価格 | 小学生の評価 | |
1位 | ふしぎ駄菓子屋銭天堂 | 990円 | ★★★★★ |
2位 | なぜ?どうして?科学のお話5年生 | 990円 | ★★★★ |
3位 | イッキによめる! 小学生のための宮沢賢治 | 1,100円 | ★★★ |
それでは、作品ごとにご紹介していきます。
読書感想文におすすめな本①:ふしぎ駄菓子屋銭天堂
アニメ版にもなるくらい大人気のふしぎ駄菓子屋銭天堂ですが、1冊に6〜7話の不思議な駄菓子のお話が書かれていてとても読みやすいです。
1話完結なので数日に分けて読むことも可能です。
特に読書が苦手な子は休み休み読み進めていく方が読んでくれるのでこの手の本は良いですね!
大人にも大好評なので親子で楽しく読書するのもおすすめです!
また、人気のある「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」の読書感想文の書き方は、別の記事で詳しく紹介しています。
「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」のならではのポイントなども紹介しているので、「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」を読書感想文の題材にしようと思っている方はこちらの記事もご確認くださいね。
読書感想文におすすめな本 ②:なぜ?どうして?科学のお話5年生
「なぜ?どうして?科学のお話5年生」も短いお話がいくつも入っています。
身の回りにあるものの「なぜ?」「どうして?」を解説している物語というより雑学的な内容の本です。
小学5、6年生になると理科でも実験が増え、特に科学にも興味が湧いてくる年頃なのでこういう本もおすすめです。
読書感想文におすすめな本 ③:イッキによめる! 小学生のための宮沢賢治
やっぱり有名どころは読ませておきたいという親御さんもいるのでは?
「イッキによめる! 小学生のための宮沢賢治」は、小学生に読みやすい工夫もあり、クイズと解説がついているので理解力も増して良いですね!
読書感想文用の小学生高学年向けの本を選ぶコツは推薦図書から選ぶ!
夏休み辺りになると本屋さんで「推薦図書」「課題図書」コーナーができていたりします。
その中からお子さんの学年にあった本を、一緒に選びに行っても良いでしょう。
過去の推薦図書・課題図書については、別の記事でまとめてますのでそちらも見てみてくださいね!
→読書感想文の定番!推薦図書・課題図書から高学年向けの本を選ぶ
読書感想文のコンクールでも、毎年推薦図書を課題とした読書感想文が入選しています。
読書感想文のコンクールで入賞を目指したいお子さんは、推薦図書から読書感想文用の本を選ぶのもおすすめです。
関連記事:過去の推薦図書のまとめ
読書感想文の書き方がどうしても書けない小学生は「ブンブンどりむ」もおすすめ
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子どもがひとりで楽しく学習できるよう、マンガ形式のオリジナル教材を使って作文力を養います。
読書感想文の書き方はもちろんのこと、算数や理科、社会などと言った他教科の文章問題の理解力を伸ばせます。
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読書感想文の書き方や例の徹底解説!小学生高学年(5・6年生)の場合のまとめ
最初にも言ったように小学生の夏休みの宿題で一番大変なのは「読書感想文」です。
楽しい夏休みを送るキーワードは読書感想文は早めに終わらせること!
夏休みの始めの方に、読書感想文に取り組んで楽しい夏休みを過ごしましょう♪
ちなみに、推薦図書は毎年6月初めごろから買えますよ!
読書感想文の定番!推薦図書・課題図書から高学年向けの本を選ぶ
夏休み前から読書感想文用の本を選んで読み始めてしまうのも、読書感想文を早く終わらせるためのスタートダッシュになって良いと思います。
早くから本選びを始めて読書をし始めたら、ぜひお子さんを褒めてあげてくださいね!
子どものモチベーションを上げるのも読書感想文を早く終わらせるコツになりますよ!
関連記事:過去の推薦図書のまとめ
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