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2020年から小学校でもプログラミングの必修化になったのは今ではどの保護者でも知っているかと思います。
だから、自宅でも小学生のパソコンを用意した方が良いのか?迷いますよね。
数万円の出費は結構きついよね…
そこで、小学生向けのパソコンを用意するのに知っておきたいことをまとめました。
実は、私は学校でパソコンの授業のサポートもしています
- 小学校のプログラミング授業の現状
- 小学生向けにパソコンを用意するメリット・デメリット
- 小学生向けのパソコンを買う時の注意点
- 子供向けプログラミング教室から見る小学生に必要なパソコンのスペックとは?
プログラミング必修化になったけれど現状はどうなの?
文部科学省で発表された2020年に小学校教育におけるプログラミング教育の必修化で1年経とうとしています。
実際、小学校ではどのように授業されたか知っていますか?
実はプログラミングと言う授業科目はなく、算数や理科、総合などで取り入れられています。
内容も大まかには決められていますが、やり方などは地域や学校によって様々です。
中には、外部講師を呼んでプログラミングの授業をやるところもあります。
特に2020年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり全ての授業が遅れ気味でした。
恐らく、当初予定していたプログラミングを授業に取り入れるところも遅れがあったかと思います。
そんな情勢の中、地域によっては公立の学校でもオンラインの授業化が進み休校中でも自宅で授業を受けたりしていたところもあるようです。
各学校でもパソコンやタブレットを1人1台用意する動きが見られました。(これは新型コロナウイルスとは関係ありません)
学校でも1人1台のパソコンやタブレットが配られているけれどパソコンは購入した方が良いの?
では、学校でパソコンやタブレットを用意してくれるならわざわざ自宅で用意しなくても良いんじゃないの?と思う方もいますよね?
しかし、学校のパソコンやタブレットは制限をかけていたり、いろいろ厳しいルールがあるため自由には使えそうにありません。
我が子の学校の様子から参考程度に紹介しますね。
学校のパソコンは持ち帰りができない
まず、学校のパソコンは持ち帰る事ができないようです。
学年が変わるのでパソコンを持ち帰ってくるのかどうか子供に聞いたところ
パソコンは持ち帰らないって
との返事でした。
やっぱり、管理とかが不安なのかもしれないですね。
中には保護者の私用もありそうだよね
学校のパソコンは決まったソフトやアプリしか入れられない
当然ながら好き勝手にソフトやアプリは入れられません。
タブレットにアプリを入れるにも役所の許可が必要だということで申請して数か月待ちというところもありました。
なので、できることがある程度限定されるでしょう。
学校のパソコンは購入ではなくレンタル
これも、当たり前ですが、学校のパソコンはレンタルです。
6年間使用したら次は新しい1年生に受け継がれていくようになっていきます。
なので、私物化しないように制限やルールが厳しくなっています。
小学生にパソコンを与えるメリットとデメリットは?
ところで、小学生にパソコンを与えるメリットとデメリットも気になりますね!
どんなメリットやデメリットがあるのか考えてみましょう。
小学生にパソコンを与えるメリット5つ
- 自由に使う事ができるので調べ方が上手くなる
- ローマ字を覚えるようになる
- パソコンに親しみが出てパソコン嫌いになりにくい
- プログラミングに触れる時間が増える
- オンラインの塾や教室に通いやすくなる
特に小さい頃から自由に使えるパソコンがあると苦手意識もなくなりパソコン嫌いになる子が少ないと聞きます。
これからはパソコンを使うこともどんどん増えるのでパソコン嫌いにならない方が良さそうですね!
小学生にパソコンを与えるデメリット3つ
- ゲームやYouTubeなど楽しい使い方もあるので注意が必要
- ネットに使がっていると見ず知らずの人とコミュニケーションがとりやすくなってしまう
- 長時間使ってしまい目が疲れる
- セキュリティのソフトを付ける必要がある(コストがかかる)
もちろん、良いことばかりだけではありません。
ただ、今回挙げた最初の3つは注意をすればそれほど気にしなくても大丈夫かと思います。
また、セキュリティのソフトは少しお金がかかるかもしれませんが年間5,000円ほどなので手が届かないという額でもありません。
最初の1年間は無料というものも多いので入れておく方が安全です。
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小学生向けにパソコンを購入するときの6つのポイント
自宅でも自由に使えるパソコンがあった方が良いことが分かったところで、一体どんなことに気を付けてどんなものを購入したら良いのか悩むところですよね。
大人が使うにしても一番悩むところだよね
小学生向けのパソコンを買う時に確認しておきたい項目を6つ挙げてみました。
利用目的は?
子供はどんなことにパソコンを使うでしょうか?
実際に子供から聞いた小学校でのパソコンの利用内容です。
- 調べ学習などの調べもの
- プログラミング
- 作文やレポートの作成
- 発表用のスライド
今では、発表する時もスライドを作って発表するということもするようです。
すごいよね!
授業でプレゼンを体験できるんだもん。
これらを考えると、自宅でも同じようなことをやれる方が良いかなと思います。
特に、レポートやスライドはソフトにも寄りますが操作方法を確認したり、復習したりできる方が断然制作するスピードは異なります。
操作が分からなくて操作方法を調べて時間がかかってしまい作品ができなかった。
これでは、せっかくの子供の意欲も失われてしまうかなと思います。
どんなソフトを使う?
また、ときには専用のソフトが必要なこともあります。
レポートを書くのはWordだったり、表計算ならExcelと大人でも専用のソフトを使いますよね?
小学校では「ジャストスマイル」という文章を書いたり絵を描いたり、表計算もできる総合的なソフトを使っている学校もあります。
GoogleのGoogleテキストやスプレッドシートを使ったりするところもあります。
正直なところ学校によって様々ではあります。
ただ、共通して言えるのは、
- 文章を書くソフト
- 表計算のソフト
- スライド
が使えれば良いかなと思います。
パソコンに最初から付いているものもあれば、Googleのサービスのように無料で扱えるもので最初は良いかもしれません。
学校でどんなソフトを使っているのか分かってから、必要であれば揃えると良いでしょう。
持ち運びするの?
自宅以外でパソコンを使うかどうかというところです。
パソコン教室によっては、自分のパソコンを持って行くところもあります。
また、お友達と一緒に勉強するときや宿泊するようなお出かけの時にパソコンを持って行くかどうかなど考えてみましょう。
もし、持ち運びも考えられるなら大きくて重たいパソコンはおすすめではありません。
それと、落としたりぶつけたりなど衝撃に強いタイプのパソコンも出ているのでそのようなものがおすすめです。
予算は?
各家庭で予算があると思いますが、大体ノートパソコンの相場はスペックや付属品などにもよりますが、子ども向けであれば5万~10万くらいでしょう。
中古品を購入すればもっと安く買えますが、パソコンは消耗品なので2年で使うとパーツが劣化したり、動作が重くなったりするのでパーツの交換や買い替えが必要になります。
その点を考えると新しいものを購入した方が安心です。
スペックは?
一番悩むのが、パソコンスペックではないでしょうか?
ハイスペックなパソコンの方が良いですがその分コストもかかってしまいます。
また、2年が平均寿命と言うことも考えるとそこまでハイスペックなパソコンはいらないかもしれませんね。
小学生におすすめなノートパソコンのスペック
画面サイズ | 15.6型以上 |
OS | Windows10(Macでないとできないことがある場合はMac) |
CPU | Core iシリーズ おすすめは、Core i5(世代は新しいものを!) |
容量 | 要領は ※知識があれば後から大きめのものに交換も可能 |
メモリ | 8Gあれば十分 ※知識があれば後から大きめのものに交換も可能(機種によって) |
重さ | 2㎏~3㎏くらい |
液晶パネル | 非光沢タイプ(ノングレア) |
マイクラなどのグラフィカルなものだったりするとスペックはやや上の方が良いです。
スペックをケチると動作がもっさりしたり、フリーズすることも…
必要な機能はある?
それから、使う用途などにも寄りますが必要な機能があるかどうかも見ておくと良いでしょう。
- Webカメラ
- DVDやブルーレイのスロット
- SDカードなど入れられるスロット
- 有線LANの差込口
- Officeの有無
- セキュリティソフトの有無
外付けでも対応できるものもほとんどですが、必要であればパソコンに内蔵されていた方がコードのごちゃつきなどがなく良いです。
特にWebカメラやマイクはオンラインのプログラミング教室や英会話教室などをするのに必須になるのであると良いですね!
プログラミングでもWebカメラを使ったプログラムを組むこともできるからおすすめ!
オンラインのプログラミング教室から見る小学生のパソコンスペックは?
オンラインのプログラミングスクールでは受講する際にどのようなスペックを推奨としているのか調べてみました。
LITALICOワンダー(リタリコワンダー)
LITALICOワンダーのホームページでは、オンラインでの受講の注意書きがありました。
- Windows8.1以上(MacOSMacOS10.5以上)
- Webカメラとマイク付き
- 必要十分なネットワーク環境
ネットワーク環境に関しては、はっきりした明記はありませんが、初回の授業前に接続テストを行うのと電話でのサポートが受けられるようです。
関連記事:LITALICOワンダー(リタリコワンダー)の費用って?プログラミング教室徹底調査!
Tech Kids School
Tech Kids Schoolでは、コースによって推奨している環境が異なるようです。
- Macを推奨(Windowsでも可能)
- OSは、MacOS10.10、MacOS10.MacOS10.13(コースによる)
- CPUは、Intel Core i5以上(コースによる)
- メモリは、4~8GB以上(コースによる)
IT会社が運営なだけあって具体的なスペックの明記がありました。
WindowsだとOSはWindows10が良さそうです。
D-SCHOOL
D-SCHOOLは動画視聴型のプログラミング教室なので、少し違った感じかもしれません。
- windows7以降 / mac os 10.9以降
- Intel Core i3-3210 3.2GHz / メモリ 4GB 以上
少し古いOSでも良さそうなイメージですね!
ただ、やっぱりOSは新しいものの方が良いと思います。
OSのサポートが終了となると対応するソフトも減ってくるので。
まとめ:小学生にパソコンは必要?プログラミング必修化で子供専用パソコンの購入を考えるときの9つのポイント
現在の学校の状況やプログラミング教室の推奨するパソコンのスペックから小学生向けにパソコンを購入するときに考えておきたいことをまとめました。
- 画面サイズは、15.6型以上
- Windows(Macでしかできないことがある場合はMac)
- OSは最新のもの(今だとWindows10)
- CPUは、インテルCore iシリーズで世代が新しいもの
- 容量は、SSD 240GB以上
- メモリは、8GBで充分
- 重さは、2~3㎏(軽い方がおすすめ)
- 液晶パネルは、非光沢タイプ(ノングレア)
- 他に必要な機能やソフトはないかどうか
項目がだいぶ多いようにも見えますが、この辺りをしっかり押さえて価格比較をしながら良いパソコンを選びましょう!
うちもそろそろ買い替えなきゃだなぁ…
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