この記事では、ジュニアプログラミング検定を持っていると高校受験に有利なのかどうかを調べてまとめました。
2020年から小学校でプログラミング教育が必修化され、2021年は中学校、2022年は高校とプログラミングを授業で取り入れられるようになりました。
2025年からは大学の受験の科目の中に「情報」という科目が追加されます。
「情報」の中にはプログラミングも入っているため、これから受験する子たちはどうしてもプログラミングの知識が必要になります。
今後は、英検や漢検、数検のようにジュニアプログラミング検定のレベルによって高校の受験で有利に働く可能性も大きいでしょう。
そこで、これから高校受験や大学受験を控えている子がいる家庭では、今からジュニアプログラミング検定について調べておくのがおすすめです。
ジュニアプログラミング検定を今すぐ受験するにしてもしないにしてもこちらの記事をチェックしてみてくださいね!
ジュニアプログラミング検定が高校受験で評価される学校について
ジュニアプログラミング検定が、高校受験で評価される学校について調べてみました。
2024年現在では高校の受験で評価される高校は見つけられませんでした。
ただ、一部の私立中学ではジュニアプログラミング検定を取得していると入試優遇されています。
2025年からは大学受験でも情報(プログラミング含む)の科目が入り、今後はジュニアプログラミング検定の取得が受験でも評価される時代が来るでしょう!
また、高校受験では自己PRをする面接がある地域もあります。
この自己PRでジュニアプログラミング検定保持していることを伝えるのもプラスになるでしょう!
ジュニアプログラミング検定は、比較的まだ新しい検定のため今すぐ高校受験でプラスになるようなものではありません。
しかし、ジュニアプログラミング検定を保持しておくことで、数年後高校受験を受ける子どもたちにはプラスになる可能性が高い資格だと思います。
ジュニアプログラミング検定を保持しておいて損になることはないでしょう!
それでは、ジュニアプログラミング検定がどのような検定なのか詳しく見ていきましょう!
ジュニアプログラミング検定について確認しよう!
ジュニアプログラミング検定は、受験資格に年齢制限はなく未就学児の子でも希望すれば受験することが可能です。
検定費用も2,500~3,000円ほどと受験しやすい料金なので気軽に受けることができますね!
具体的にジュニアプログラミング検定の目的やレベル、内容などをまとめてみました。
ジュニアプログラミング検定の目的について
ジュニアプログラミング検定の目的は、Scratchを使ってプログラミングスキルを測定し、その能力を証明・認定するものです。
プログラミングの理解度などをある程度レベル化して証明するものということです。
ジュニアプログラミング検定を受験し合格することで、子どもの自信や達成感を養い、また新たなチャレンジ精神を育てることを目的としています。
ジュニアプログラミング検定のレベルについて
レベル | 認定基準 |
---|---|
Entry(4級) | ・入門レベルの特定の条件や筋道を用いた論理的思考ができる。 ・条件分岐や繰り返しなどのスクリプトを使って、一つまたは二つのスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。 |
Bronze(3級) | ・単純な条件や筋道を用いた論理的思考ができる。 ・条件分岐や繰り返しなどのスクリプトを使って、少数のスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。 |
Silver(2級) | ・基本的な条件や筋道を用いた論理的思考ができる。 ・複数の条件分岐や入れ子構造のスクリプトなどを使って、少数のスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。 |
Gold(1級) | ・複数の条件や筋道を組み合わせた論理的思考ができる。 ・複数の条件分岐や演算、入れ子構造のスクリプトなどを使って、様々なスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。 |
ジュニアプログラミング検定は、どのレベルもScratchを使った内容になります。
Scratchはコードを打つタイプのプログラミングではなく、ブロックを組み合わせてプログラミングするビジュアルプログラミングのツールです。
そのため、Scratchの扱いが分かればジュニアプログラミング検定を合格できてしまう子もいるでしょう!
ジュニアプログラミング検定の合格基準について
ジュニアプログラミング検定の合格基準は、どのレベルも得点率60%以上で合格になります。
ジュニアプログラミング検定の公式サイトでは、例題も出ているので具体的にどのような内容なのか確認することもできます。
ジュニアプログラミング検定の受験資格について
ジュニアプログラミング検定の受験資格は、特に決められていません。
そのため、Scratchの操作ができれば未就学児の子でも受験することが可能です。
また、大人でも受験することができるので親子受験するなんていうのもありでしょう!
ジュニアプログラミング検定の検定日について
ジュニアプログラミング検定の検定日は、会場によって異なるため予め確認が必要です。
特に個人受験の場合は、会場の検索をして問い合わせなければなりません。
団体受験の場合は、公式サイトで確認することができます。
ジュニアプログラミング検定の検定料について
レベル | 検定料金 |
---|---|
Entry(4級) | 2,600円 |
Bronze(3級) | 2,800円 |
Silver(2級) | 3,000円 |
Gold(1級) | 3,200円 |
ジュニアプログラミング検定の検定料は、2024年4月から改定されました。
改定されたとはいえ、2,600~3,200円と受験しやすい金額のため、気軽にチャレンジできる金額です。
今後も、ジュニアプログラミング検定の受験料も上がっていく可能性があるため、早めに取得しておくというのもありですね!
ジュニアプログラミング検定の受験場所について
ジュニアプログラミング検定の受験会場は、個人受験と団体受験で異なります。
個人受験では、リモート受験もできますが、家庭のネット環境やパソコンの調子などでうまく受験できないなんてことも考えられます。
また、個人受験で会場での受験を希望される場合は、自分で会場を探し受験日や申し込み方法などの確認が必要です。
そう考えると団体受験でジュニアプログラミング検定を受ける方が楽に安心して受験することができるでしょう!
団体受験の会場は、公式サイトで確認できますが全国各地のパソコンスクールなどで受験することができるので比較的受験しやすそうな印象です。
ジュニアプログラミング検定の勉強のやり方
ジュニアプログラミング検定の勉強方法は、主に2つ。
書籍などで独学でがんばるか、プログラミングスクールでしっかり学ぶかになります。
ある程度プログラミングに自信がる子や一人で黙々できる子は独学でも良いと思いますが、初めてだったりプログラミングの理解が足りない子はプログラミングスクールなどでしっかり教えてもらう方が合格の近道です。
勉強のやり方①:独学でがんばる
ジュニアプログラミング検定を独学でがんばる子は、公式サイト推奨の書籍があるので、そちらを購入して学習するのもありです。
1冊で4つのレベルに対応してるので、長く使うことができますね!
勉強のやり方②:スクールで勉強する
プログラミングスクール | 受講方法 |
---|---|
D-School (公式サイト) | オンラインで受講 |
LITALICOワンダー (公式サイト) | オンラインと通塾 |
Tech Kids School (公式サイト ) | オンラインと通塾 |
ITeens Labo (公式サイト) | オンライン |
N Code Labo (公式サイト) | 通塾 |
ジュニアプログラミング検定の合格を目指して、しっかり学びたい子は、Scratchを教えてくれるプログラミングスクールで勉強するという方法もあります。
スクールによっては、自宅でオンラインで教えてくれるところもあり、送迎の心配もなく受講できるのはメリットです。
特に、D-Schoolはジュニアプログラミング検定に対応したカリキュラムもあり受験対策としてはピッタリのスクールです。
また、LITALICOワンダーはカリキュラムがオーダーメイド制のためジュニアプログラミング検定の対策を希望すれば対応してくれるスクールです。
他の3つもScratchを教えてくれるので、Scartchの基礎から学びたいという子にはおすすめです。
どのスクールも無料体験を行っているので、気になるプログラミングスクールがあれば体験をしてみると良いでしょう。
ジュニアプログラミング検定が高校受験に有利になるかどうかのまとめ
ジュニアプログラミング検定は、今すぐ高校受験に有利になるというものではありません。
ただ、既に私立中学ではジュニアプログラミング検定を持っていると入試優遇される学校もあるため、数年後には高校でも入試優遇されるところが出てくるでしょう。
また、ジュニアプログラミング検定はScratchで受験するため、プログラミングの検定の中では比較的簡単な検定試験です。
ジュニアプログラミング検定を受験して、子どもの自信に繋げ向上心を養う目的も可能です。
ジュニアプログラミング検定では、簡単すぎるという子は「プログラミング能力検定」にチャレンジするのをおすすめします!
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